こんにちは。くぅです。今日は夜勤明けです。最近はコロナウイルスの影響により自粛モードですね。私は介護施設で働いていることもあり、出社以外はなるべく外へ出ないよう心がけなければいけません。どこにも寄らず真っすぐ帰ってきました💦。
昨日の夜勤中に職場で認知症の発症について話していたところなので、今日は認知症の発症に関係する生活習慣病について書きたいと思います。
認知症を予防するには、認知症のリスクを高める要因を避け、心身を活性化する週間を身に付ける必要があります。
生活習慣病に要注意
認知症の発症に関係する生活習慣病について考えてみましょう。食べすぎや飲みすぎ、運動不足、喫煙などの生活習慣から起こる病気を「生活習慣病」と言います。糖尿病、高脂血症、高血圧症、肥満等が生活習慣病に当てはまります。高齢者の生活習慣病は年々増え続けていますが、認知症と大きく関連していることが分かってきました。
糖尿病と高血圧
糖尿病は、アルツハイマー型認知症のリスクを高めると言われています。九州大学で行われた研究では、糖尿病と関係する高インスリン状態が、アルツハイマー型認知症の原因だという事が分かりました。糖尿病の人のアルツハイマー型認知症の発症リスクは、血糖値が正常な人より約2~4倍も高いそうです。また、若い頃から血圧が高い人ほど、脳血管性認知症になる確率が高まると言われています。1985年から福岡県久山町で行われている疫学調査(健康などについて、原因や発生条件を統計的に明らかにする)では、高血圧症の人は正常血圧の人よりも脳血管性認知症になるリスクが高まることも分かりました。なので、認知症を予防するには生活習慣を見直すことが重要だと言えます。
認知症の発症リスクを下げるには食生活を見直す
認知症の発症リスクを下げるには、食習慣や運動習慣、行動習慣など、これまでの生活習慣を多面的に見直す必要があります。生活習慣を見直す事で認知症が予防できるだけでなく、がんや心臓病、脳卒中などのリスクを下げて、健康で長生きできるようになります。食生活についていくつか紹介していきたいと思います。
食べ過ぎない
食べ過ぎは太るだけでなく、ごはん・麺・パン等糖質の過剰摂取は糖尿病の発症・悪化を招きます。「腹八分目」を心掛けて下さい。高齢者施設ではおじいちゃん、おばあちゃんにご飯を出すときは、120gを心がけています。炭水化物を取りすぎないよう心がけましょう。
脂っこいものをとり過ぎない
揚げ物や焼き肉など脂っこいものをとり過ぎると、肥満やメタボリック症候群、糖尿病などの生活習慣の原因になります。
塩分は控えめに
塩分のとり過ぎは高血圧症を招き、脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)や冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症など)を起こしやすくなります。日本人は1日約10グラムの塩分を摂取していますが、日本高血圧学会は1日6グラム未満を推奨しています。薄味に慣れましょう。私も味の濃いものが好きでしたが、薄味になれると逆に濃い味のものが苦手になりました。
野菜・果物を多く食べる
野菜や果物に含まれているビタミンC、E、βカロチンは抗酸化作用があることから老化防止に効果があるとされています。食材でいうとニンジン、トマト、ホウレンソウ、ミカンなどがおススメです。
魚を多く食べる
魚に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)は悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして脳血管疾患を予防します。また、魚に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸といって、血液を固まりにくくする作用があります。脳梗塞を予防にもなります。そのため血管性認知症のリスクを下げてくれます。
赤ワインを飲む
赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、アルツハイマー型認知症を引き起こすアミロイドβとタウたんぱく質の蓄積を抑える働きがあります。※飲みすぎないようにしましょう。アルコール類が飲めない人は、ポリフェノールを含むナス、緑茶、紅茶を摂取してみて下さいね。
食習慣や運動習慣、行動習慣を見直しましょう
介護施設の患者さんは、すでに家庭で介護することが難しいと判断された方が多くいらっしゃいます。もちろん、認知症の方も多いです。
高齢者だけに言えることではありませんが、健康が一番!食生活、運動、ちょっとした行動を見直して、ちょっとでも長く健康で楽しい生活がおくれるよう、日頃から心がけましょう。
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